v2rayNでサブスクリプションをインポートできるものの、ノードの提供元が混在しているデスクトップユーザー向けです。まず提供元とノードの用途を分け、一覧検索と更新時のフィルターを区別したうえで、提供元ごとに更新間隔を設定します。操作はクライアントのサブスクリプショングループ設定を中心に進めます。コアのJSONにグループ項目を追加する必要はありません。メニュー名はバージョンにより異なる場合があるため、項目の意味と確認方法もあわせて説明します。
1. サブスクリプショングループ・ノード一覧・ルーティングルールの違い
サブスクリプションURLはノード一覧を取得するためのもので、サブスクリプショングループは提供元と更新設定を管理し、ノード一覧にはインポート済みの接続先が表示されます。「提供元A」というグループ名を「普段使い」に変更しても、ノードのサーバーアドレス、ポート、プロトコル、トランスポート方式は変わりません。また、特定のサイトが自動的にそのグループを経由するわけでもありません。
ルーティングは別の設定レイヤーです。コアはドメイン、IP、ポートなどの条件に基づいてルールを照合し、アウトバウンドを選択します。一方、サブスクリプショングループはv2rayNがノードを管理するためのアプリケーション側のデータです。グループ名をそのままrouting.rules[].outboundTagに設定しないでください。この項目が参照するのは実際に生成された設定のアウトバウンドタグであり、画面上のグループ名ではありません。
- サブスクリプショングループ:「ノードの提供元はどこか、いつ更新するか、インポート時にどの名前を保持するか」を管理します。
- 一覧検索:「現在の一覧でどの行を表示するか」を絞り込みます。通常、保存済みノードには影響しません。
- 使用中のサーバー:「現在のプロキシ接続にどのノードを使うか」を選びます。一覧のグループを切り替えても、使用中のサーバーが切り替わるとは限りません。
- ルーティングルール:「リクエストごとにどのアウトバウンドを使うか」を決めます。ルールの順序とアウトバウンド設定を別途確認してください。
VMessやVLESSなどは接続プロトコルであり、提供元を示すタグではありません。1つのサブスクリプションに複数のプロトコルが含まれることもあります。正常に使えるかどうかは、選択中のコアがノードの項目を認識できるかにも左右されます。まず提供元を整理してからプロトコルの互換性を確認すると、インポートの問題を接続の問題と取り違えにくくなります。
2. 提供元ごとにグループを作り、更新設定を分ける
v2rayNのメイン画面で「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」を開き、新しい項目を追加して、備考または別名とサブスクリプションURLを入力します。画面によっては入口が「サブスクリプション設定」と表示される場合があります。URL、更新の有効化、更新間隔の項目がある画面を確認してください。初回は提供元を1つだけ登録し、更新できることを確認してから2つ目を追加します。一度にすべてインポートすると、エラーの原因を特定しにくくなります。
- 「提供元A-普段使い」というグループを作り、提供元Aから受け取ったサブスクリプションURL全体をURL欄に貼り付けます。先頭や末尾に空白、改行、日本語の句読点が入っていないか確認してください。
- 最初はフィルター式を入力せずに保存し、そのグループのサブスクリプションを更新します。すべてのサブスクリプションしか更新できない場合は、ほかのグループで更新が有効になっているか確認してください。
- 更新ログを確認し、リクエストが成功してノードが解析されたことを確認します。その後、該当グループに切り替えて、ノード名、プロトコル、サーバーポートを確認してください。
- 提供元Bは別の項目として登録し、2つの提供元のURLを1つの欄にまとめないでください。URLが同じでグループ名だけ異なっていても、上流の提供元が2つに分かれるわけではありません。
- 各グループの用途と更新間隔を記録します。手動で追加した長期利用の設定は、サブスクリプション更新による置き換え対象に混在しないよう、独立したローカルグループで管理してください。
以下は整理方法の例であり、ソフトウェアの初期設定ではありません。設定画面の単位が「分」の場合の間隔です。別の単位が表示されている場合は、先に換算してください。グループ名はローカルでの識別用で、実際のサブスクリプションURLは記載していません。
提供元A-普段使い
- サブスクリプション数
- URL 1件
- 自動更新
- 有効
- 更新間隔
- 1440分
- 初回フィルター
- 空欄のままにし、まず全件がインポートされることを確認
普段使うノードを選ぶためのグループです。フィルターの動作を確認してから保存してください。
提供元B-予備
- サブスクリプション数
- URL 1件
- 自動更新
- 有効
- 更新間隔
- 2880分
- 名前の設定
- 上流のノード名を保持
予備の提供元です。使用前に更新結果と接続状態を確認してください。
サブスクリプションURLにはアクセストークンが含まれることが多いため、認証情報として扱ってください。スクリーンショット、ログ、設定のバックアップを共有する前に、URL全体と機密パラメーターを削除します。式の確認だけを目的に、公開オンライン正規表現テスターやサブスクリプション変換ツールへ貼り付けて、URLを余計に公開しないでください。
3. キーワード検索とサブスクリプションフィルターを使い分ける
一時的にノードを探す場合は、メイン画面のノード一覧にある検索・絞り込み欄を使います。対象のグループを選び、ノード名に実際に含まれる短い語、たとえば香港やHKを入力してください。見つからない場合は、まず入力を消して元のノード名を確認します。すぐにグループを削除しないでください。検索対象、英字の大文字・小文字の扱い、検索できる列は画面の実装によって異なります。常に正規表現として検索されるとは限りません。
| 操作 | 反映されるタイミング | 用途 | 元に戻す方法 |
|---|---|---|---|
| ノード一覧の検索 | 検索語を入力したとき | 特定の地域名を含むノードを一時的に探す | 検索語を消してグループを選び直す |
| サブスクリプション名フィルター | サブスクリプションを再取得・処理するとき | インポート対象を継続的に絞る | フィルター欄を空にしてサブスクリプションを更新 |
| ノードを手動で削除 | 削除を確定した後 | 今後使わないローカル項目を整理する | サブスクリプションのノードは次回更新時に再び表示されることがあります |
特定の地域だけを長期的に残したい場合は、サブスクリプショングループ設定に戻り、「フィルター」または「正規表現フィルター」を含む項目を探します。条件に一致する項目を残す設定なのか、除外する設定なのかを先に確認してください。バージョンや項目が異なれば、同じ意味とは限りません。保存後は必ずそのサブスクリプションを更新します。グループを切り替えるだけでは、インポート済みノードに更新時フィルターは再適用されません。
正規表現:まず一致する項目をテスト
項目が正規表現に対応していることを確認できた場合は、次の式で「香港」または独立した英字表記「HK」を含む名前に一致させられます。英字の大文字・小文字は区別しません。英字の境界を指定することで、別の長い単語に含まれる連続した文字を地域コードとして誤認しにくくなります。上流の名前がHK01のような場合も、数字は指定した英字の範囲外なので一致します。
(?i)(香港|(?<![A-Za-z])HK(?![A-Za-z]))
香港-01:日本語の地域名に一致します。HK-02、hk01:英字表記に一致します。大文字・小文字は問いません。Tokyo-01:一致しません。香港|HKだけを指定すると読みやすくなりますが、一致範囲は広がります。上流の実際の命名に合わせて使ってください。
現在のノード名から「残すもの」と「除外するもの」を1つずつ選び、正しく一致するか確認してから更新します。結果が逆になる場合は、項目が除外条件として設定されていないか確認してください。すべて消えた場合は、条件を空にして再度更新し、一覧を戻します。複雑な条件をいくつも重ねてから原因を探すのは避けてください。
確認手順:まず検索で名前を確認し、その後条件をサブスクリプションフィルターへ移す
長期保存する価値があるのは、繰り返し使う条件だけです。一時的な検索では見つかるのにサブスクリプションフィルター適用後に見つからない場合は、上流からノードが削除されたと決めつけず、まず一致方式と更新ログを確認してください。
4. 自動更新間隔はノード数ではなく提供元ごとに設定
自動更新で再取得するのはサブスクリプションの内容です。定期的な速度測定ではなく、間隔を短くしても接続速度が上がるわけではありません。普段使いの提供元はまず1日1回、予備の提供元は2日に1回を目安に設定できます。提供元が最小リクエスト間隔を指定している場合は、その制限を優先してください。以下の数値は時間の換算例であり、実測性能や初期設定を示すものではありません。
「サブスクリプショングループ設定」で、「更新を有効にする」と「自動更新間隔」を項目ごとに確認してください。空欄や0の意味を推測しないでください。定期更新を停止する場合は、画面に明示されたスイッチを使うのが安全です。定期タスクの実行には通常v2rayNの起動が必要です。クライアントを終了している間もバックグラウンドサービスがサブスクリプションを取得し続けるとは限りません。
- フィルターを変更した直後:定期更新を待たず、手動で一度更新して結果を確認します。
- PCのスリープ復帰後:直近の更新ログを確認します。経過時間だけで更新が完了したと判断しないでください。
- 上流から設定変更の通知があった場合:該当する提供元を手動更新し、現在使用中のノードが残っているか確認します。
- 更新が何度も失敗する場合:ログを保存してネットワークとURLを確認します。間隔を短くして失敗するリクエストを増やさないでください。
「サブスクリプションを更新」と「プロキシ経由でサブスクリプションを更新」も区別してください。後者には使用中のプロキシ経路が必要です。現在のノードが使えなくなっていると、同じノードが更新リクエストを妨げることがあります。ローカルのネットワーク環境に合った更新方法を選びますが、URLとリクエスト経路を確認しないまま、ネットワーク設定を次々と切り替えないでください。
5. 重複・空の一覧・更新失敗を切り分ける順序
ノードが減ってもサーバー側の提供数が減ったとは限らず、増えても更新異常とは限りません。まず一覧検索を消し、正しいグループを選んでから、サブスクリプションの更新ログを確認してください。ログに機密性の高いURLが含まれる場合があります。エラーの原因だけを記録し、ログ全体をそのまま公開しないでください。
| 症状 | まず確認すること | 次の操作 |
|---|---|---|
| グループ内にノードがない | 一覧検索が残っていないか、名前フィルターが厳しすぎないか | 検索を消し、フィルター条件を削除してから該当の提供元を更新 |
| 更新結果が401または403 | URLのトークンが期限切れでないか、アカウント権限やアクセス設定が変わっていないか | 提供元が案内する最新URLとアカウントの状態を確認 |
| 更新結果が429 | 手動更新を頻繁に行っていないか、複数の端末から同時にリクエストしていないか | 再試行を止め、上流の案内に従って待機し、更新間隔を延ばす |
| リクエストは成功したが、解析されたノードが0件 | 返された内容がログイン画面、案内ページ、または非対応形式ではないか | サブスクリプションの形式、クライアントの解析ログ、URLの用途を確認 |
| 同じ名前のノードが複数表示される | サブスクリプションを重複登録していないか、同名ノードが別の提供元に属していないか | まずグループで区別し、接続パラメーターを照合 |
| ノードはインポートできるが接続できない | コアの対応状況、サーバーの状態、トランスポートのパラメーター | 接続ログを確認し、グループ名の変更を続けない |
表示名だけで重複と判断しないでください。「香港-01」という名前のノードが2つあっても、接続先アドレス、ポート、ユーザー識別子、トランスポート経路が異なる場合があります。同じアドレスでもポートが違えば、別のサービスである可能性があります。逆に、同じ接続先に上流側で異なる備考が付けられることもあります。接続パラメーターと用途が同じだと確認できてから、重複項目の削除を検討してください。
古い提供元を整理する際は、「サブスクリプションの登録を削除する」と「グループ内のサーバーを削除する」を区別してください。確認ダイアログに書かれた対象範囲を読み、現在も使えるノードに切り替えてから、不要なデータを削除します。提供元を非表示にするために、すべてのサーバーを一括削除しないでください。
6. 整理後のチェックリスト
グループ分け後は、一覧が見やすいかだけでなく、更新を一通り実行して管理手順を確認してください。提供元を追跡でき、フィルターを解除でき、更新ログを説明できる状態が適切です。普段のノード切り替えに、サブスクリプション設定の変更を繰り返す必要はありません。
- 提供元の確認:各サブスクリプションが明確な提供元に対応し、名前で区別できること。機密性の高いURLが公開スクリーンショットに写っていないこと。
- フィルターの確認:一致するはずの既知の名前を1つ残して照合し、一致しないはずの名前が誤って含まれていないことも確認します。
- 更新の確認:手動更新が完了し、自動更新の有効・無効と間隔が用途に合っていて、ログに継続的なリクエストエラーがないこと。
- 接続の確認:インポートしたサーバーを選び、システムプロキシまたは使用するプロキシモードを確認してから、実際のアプリで接続をテストします。
- 復元方法の確認:検索を消し、フィルターを解除して再更新する方法を把握していること。変更前に、保持するローカル設定をバックアップしてあること。
今後は、提供元やノード名の変更、更新失敗があった場合に、該当グループだけを調整すれば管理できます。プロトコル、DNS、ルーティングの問題は、それぞれの設定レイヤーで引き続き確認してください。項目を詳しく確認する場合は設定ガイドを、システムプロキシの初期設定やインポート手順はクイックスタートを参照してください。